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波の音のSE(サウンドエフェクト)がとてもリアルに聴こえます!

久しぶりに私の大好きな松岡 直也さんのアルバム「SPLASH & FLASH」を聴いていました。すると3曲目 「A WHITE OLEANDER」の終わりに入っている90秒程の浜辺の波の音のSEがとてもリアルで、砂に吸い込まれる水の音や波の高さが手に取るように分かり、ユニットを含めたこのシステムの情報量の多さが改めて再認識出来て一寸感動して何回かボリュームを上げて聴き直してしまいました。(近所迷惑?)



ブランドを興したきっかけ

学生時代からの音楽好きで、兄弟の影響でフォーク・ニューミュージックや洋楽(ビリージョエルやEW&F)を聞き込んでいました。ご多分に漏れず、貧乏学生としてはFMのエアチェックや貸しレコードを音源として、ひたすらカセットテープのライブラリー作りに励んでおりました。(たまにお金のある時ははLPを買ってもいましたっけ。) 少ないバイト代の中から何とかお金を捻出して、アンプやカセットデッキ・レコードプレーヤーやスピーカーを買い揃えて行きました。スピーカーに関してはコストパフォーマンスに優れていたCORALが気になっていましたが、結局中古で安く手に入れる事が出来たテクニクスの平板ユニットを採用したシステムで聞いていました。(並行してLDやVHSも導入していました。)

そして忘れもしない1982年10月1日、全世界でCD(コンパクトディスク)のシステムが発売されました。それまではLPレコード全盛の時代でしたので、レコードを聞く際にはまずはレコードクリーナーでLPの盤面に付いたほこりを取ってから慎重にターンテーブルに置き、曲が鳴り出してからは途中でA面からB面に盤をひっくり返すという作業が必要でした。曲の頭出しも難しく、間違って貴重なレコードの盤面に傷が付いてしまう事もありました。 それがCDになってデジタルで音が記録された小さな盤から、サーフェースノイズの無いクリアな音が聞けるようになったのです。いちいちクリーナーで盤面を掃除する必要も、途中で盤をひっくり返す必要も無くなり、頭出しは瞬時で行われる優れ物でした。

CDが普及した原因は音質の面ではなく、こういった手軽さからではないかと思っています。それから月日が流れて私も社会人となり、いつの間にかオーディオブームも過ぎ去り、あまたあったFM雑誌も休刊となってしまいました。 忙しさにかまけて学生時代にあれだけ聞き込んでいたCD達を聞く機会もめっきり少なくなり、やがて結婚・子育てと追い立てられてさらに音楽を聴く事が難しくなって行きました。 今やCDが出てから30年の月日が経とうとし、録音現場からリスナーまでデジタル音源が当たり前となり、個々の機器による特性面での差別化が難しい時代となりました。 それ故かユーザーにとってのオーディオの選択肢も、安価なミニコンポか外国製を中心としたハイエンドに近い商品かの二極化の様相を呈してしまい、手頃な価格で高音質な商品という選択肢が無くなっている事に気が付きました。 (その一方で唯一アナログデバイスとして存在するスピーカーが、より良い再生音質を決める要素として際立つ時代になって来ていると感じていました。)

そして私のオーディオ機器遍歴も途中某海外製スピーカーを買ったりして色々と紆余曲折があった後、子供たちも大きくなり少し落ち着いて音楽に向き合える環境になった頃に、某大型電気店の自作コーナーで出会ったのがPARCAudioのウッドコーンユニットでした。 その姿やWebの書き込みの内容からとても興味をそそられて、まずは冨宅さんからDCS-W3 の試聴機をお借りし聴く事となりました。 インターネットでの評判通りの高解像度の音質や、エンクロージャーの仕上げにほれぼれするものの、約10万円という価格にはちょっと尻込みしてしまいました。 木工のスキルが無い私は、まずは出来合いの箱でDCU-F121Wを鳴らす事に決めコイズミさんで一式揃えて購入し組立て、1年ほどむさぼるように手持ちのCDを聞きまくりました。 エージングが済んだ頃合いからDCU-F121Wが持つ本来の音質で音楽を奏でるようになり、冨宅さんご推薦の物を含めてCDも色々と購入しました。しかし出来合いの箱の悲しさか、DCS-W3で感じた音像や音場の再現出来ませんでした。ならば一度自分が思っている形でシステムを作るしかないとの結論に達したのです。

インターネット上で検索したところ、中国のベンダーさんでピアノフィニッシュの高品質なエンクロージャーを作ってくれるところがあるという事が分かりました。 おそらくは私のように音楽を聴くのは好き..でも既成のメーカー製スピーカーには満足できない。ウッドコーン等には興味があるが、木工のスキルは無い(増してや美しい塗装は難しい)と思っている方がいるのではと考えました。 そこからはいても立ってもいられず即行動に移るいつもの私の悪い癖が出てしまい、一気呵成にエンクロージャーの設計・製作・ブランドの立ち上げまで進んでしまったのです。



ブランド名・商品名の由来

ブランド名(&会社名):Something Special

「何か特別な・非凡」という意味合いがありますが、由来は実はバラの花の名前から採っています。(実はもう一つ他の由来があるのですがそれは後日。)

商品シリーズ名:MF-

ドイツ語で音楽好きの意味を表す「MusikFreunde」の頭文字から採っています。クラシック好きの店主がウィーン楽友教会の会報の題字から頂いた名前です。